技術・工程紹介

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東レフィルム加工の技術・工程

東レフィルム加工は、フィルム製膜技術、高度加工技術をコア技術として、暮らしから産業までの多彩な市場で幅広く製品を提供しています。みなさまが手に取ったことがある身近な製品の素材は、その用途に適した工程を経て生み出されています。お客様のニーズや社員のアイディアをかけあわせ、社会に貢献する製品を生み出す原点です。ここではいくつかの工程を紹介します。

製膜技術

PP(ポリプロピレン)、PE(ポリエチレン)、フッ素樹脂などを溶融押出、冷却することによりフィルムを「製膜」しています。

豆知識
当社の無延伸製膜技術で製造した製品を「NOフィルム」(Non-Oriented Film:配向されていないフィルム)といいます。また、無延伸ポリプロピレンフィルムをCPPフィルム(Cast Polypropylene Film)といいます(Cast:押出を意味する)。

真空蒸着工程

真空中で、金属を加熱・蒸発させ、その金属蒸気をプラスチックフィルム※の上に定着させて金属薄膜を形成しています。

  • ポリエステルフィルム、ポリプロピレンフィルム、ナイロンフィルムなど

豆知識
真空蒸着・スパッタ・イオンプレーティングなどを「ドライコーティング」と呼ぶのに対し、塗布液を用いた方式を「ウェットコーティング」といいます。本ウェブサイト記載の「コーティング」は、ウェットコーティングのことを意味します。

コーティング工程

プラスチックフィルムへ各種樹脂を塗布して意匠性、離型性、ハード性、密着性等を付与しています。

ウェットコーティングとドライコーティング(例:真空蒸着)との違いイメージ

ウェットコーティングドライコーティング(真空蒸着)
マシンコーター蒸着機
加工雰囲気大気真空
膜厚みミクロン(μm)単位ナノ(nm)単位
膜の物質例有機物無機物(金属など)